人には変なプライドがあります。

以前、大阪へ、あるセミナーを聞きに行ったときのこと。

予め、スマホのグーグルマップを使って、
セミナー会場の場所は調べてありました。

調べた結果、大阪駅から歩いて10分くらいであったので、
余裕を持って30分前には大阪駅に到着したんですね。

しかし、・・・

いざ、大阪駅を降りて、地上を歩き始めてみると、
道が複雑で、どこを歩いてるかわからなくなる始末。

スマホを取り出し、グーグルマップで確認してみるものの、
地上からは直接、目的の場所には行けないみたいなんです。

ふと見ると、すぐ近くに地下街へ降りる入り口があったので、
すぐさま飛び込みました。

地下街に入ったのはいいんですが、これまた、地下道が途中でいくつも分かれていて、
またまた、自分がどこにいるかわからなくなってしまったんです。

「とにかく、自力で何とかしなくちゃ」と思い、
地下街の地図がないかと、あちこち歩き回るのですが、なかなか、見つかりません。

やっとのことで、地図を見つけると、
セミナー会場に一番近い出口は、
地下街の端の端。

腕時計を見ると、
セミナーの開始時刻まで、あと5分。

「まずい」

目的の出口まで、地下道をひた走りしました。

地上に出ると、これまた、いくつもビルが立ち並んでおり、
どれが、セミナー会場のビルかわかりません。

再び、スマホを取り出して、グーグルマップ。

やっと、見つかりました。

セミナー会場の入り口に到着すると、
開始時刻の10分過ぎ。

しかも、地下街を走ったせいで、
汗びっしょり。

楽しみにしていたセミナーも、
最悪の状態からのスタートでした。

そもそも、今回の出来事は何がまずかったんでしょうか?

今、冷静になって考えてみると、
「とにかく、自力で何とかしよう」と考えたのが、まずかったんですね。

地下街へ降りた段階で、道行く人に尋ねていたら、
もっと早く、セミナー会場に着いていたかも知れません。

あなたも、経験ありませんか?

自分独りの力で、何とかしようとして、
ドツボにはまっていくケース。

人には変なプライドがあるんですね。

「他人に弱みは見せたくない」
「自分独りで何でもできる」

そのようなプライドは、何の得にもならないのに、
しがみついてしまうんですね。

これを、ビジネスにおいて、やってしまうと、
失敗の道をたどります。

もし、あなたが、ビジネスで成功したいなら、・・・

「変なプライドは捨てるべき!」ですね。

問題にぶつかったとき、
独りで考え、独りで悩み、独りで解決しようとしないこと。

それが、とても重要なんです。

うまくいかないときは、
「うまくいかないので、助けてください!」と、
周りの人に向かって、素直に言える。

そんなオープンな人になりたいですね。

あなたは、どうですか?